ツ グ ミ (スズメ目・ツグミ科)(冬鳥)
『ツグミ』は、白川河口や熊本港付近では、冬に、公園の芝生や農耕地で出会うことができます。
冬になると、越冬するために北の国から南下してきます。
大きさ・ 体の特徴 ・鳴き声 |
体長24cmくらいで、翼を広げると39㎝くらいです。ムクドリくらいの大きさです。 全体的に茶色をしていますが、羽の縁が栗色をしています。胸には黒い斑点があります。 くちばしは黒く、下側の根元が黄色をしています。 オスもメスも同じ色をしています。 数歩跳ね歩いては胸をそらせた姿勢で立ち止まり、また数歩跳ねるという動作を繰り返します。 飛ぶ時や枝にとまった時に、クイッ・クイッ、クワッ・クワッ、クエックエッと鳴きます。 |
食事 ・えさ |
地上でミミズやこん虫などをとらえたり、木の実も食べます。 |
名前の 由来 |
ツグミとは、「噤み」のこと。鳴かなくなり、口をつぐんでしまったという意味です。 ツグミのなかまは、春から初夏は美しい声でさえずりますが、冬には、「クワッ、クワッ。」としか鳴かなくなり、口をつぐんでしまったように思えるからだそうです。 |
分 布 | 冬鳥として渡来します。夏場は、ロシアのシベリア地方で繁殖します。 冬になると、中国南部へと南下し、日本へもやってきます。 平地から山地の林、草地、農耕地などで生活しています。 秋、渡来したころは山地や北の地方の林にいて木の実を食べ、次第に分散して低地や暖地に来ます。 春の渡去前には、ポピリョンポピリョン、キョロキョロなどとさえずることもあるそうです。 |
冬鳥として渡来する、『シロハラ』も、このツグミのなかまです。